映画 魔法科高校の劣等生 感想
ようやく見れました。自分の住んでるところに最初配給なかったのでいつになるんだろうとは思ってましたが、見れてよかったです。
下記感想です。ネタバレあります。
1.冒頭のシーンから完全に初見殺しの実験映像。まぁ実験がココア達かよわい女子
に対して非道な実験が行われてるという印象であればいいのかもしれませんが。
2.その事象の解読のためしょっぱなから文字列フル回転させたけど無理でした。
3.アニメ版同様のいちゃいちゃ兄妹に目をふさぎそうになりました。あぁいわゆる
それがほかのキャラから見た達也たちなんだと、ある種わかったような印象です。
4.立体的なシルエットはやばかった。
5.一発目のミーティアに対する海軍側の対抗手段が気になった。達也が消したことで
結果オーライにはなったけど、隠ぺいとそれに対応する手段の明示がいまいち不正確だった。
6.ココアの逃走経路が不明な点。地形的に軍の拠点がモールなどの商店部分の山挟んで裏側で、橋みたいのが見えたけどはたしてどこからきたのか。
7.BGMのセンスが相変わらずハイポップ?(謎造語)的な感じ。
8.軍関係者等への察知能力半端ない。
9.捜索隊軍事関係者の所属と緊急要請度、命令系統がどうなってるのか気になった。
映像部分では表現しづらさはたしかにあるけど
10.9に関連してあそこまで荒げながら捜索する意味。仮定として捜索対象の
危険度(重要度ではなく)を命令で過度に上げているのか?
11.エリカの対潜伏者察知性能。深雪は空間把握というより空間に影響を与える魔法を使えることもあって納得はしやすいのだが。
12.達也の視線を怖がるココアのために通訳してるのがうける、
13.ほのかの髪おろしてるシーン初じゃ。
14.雫がほのかよりも深雪に嫉妬してるシーングッとくる。
15.達也の行ったココアに対する根回しとそれによる映像外の出来事がしりたい。
16.10と同じだが真由美に対する軍の行動背後。
17.達也のもらった試作品とはいったい?
18.エリカのいう入手ルートとは?どこの部署のか?
19.なんだかんだ後を任せて一足先に現地に飛ぶ達也に対するエリカとレオの反応が
短いシーンでよく把握できんだ。
20.USNA軍の軍事行動の全容。作戦部隊であるスターズと待機艦の関係。しっくりこない。スターズのバックアップなのか、独自に軍事命令でてたのかわからん。
21.ヘビィ・メタル・バースト がどんな魔法かわかりづらいのでは?というか基本的に
魔法の詳細設定省きがち。ある意味戦闘シーンでテンポ悪くなるし、思考倫理上余裕がないから正しいともいえるけど。
22.達也突入時の研究員の反応が不自然。というか途中達也うっかり身元のヒントばらしてる。身元に対する事前通達があるのか、カメラがあることで侵入者に対する
心構えができてるのか。
23.走ってるシーン一部7人にになってなかったか?見間違い?
24.分子ディバイダーをうけるのにつかわない訳がわからん。刃先を切るだけでも理屈上刃としての機能は停止するのに。
25.ファランクスの位置情報はどうなってるのか。
26.達也の脳内会話の理屈がよくわかってない。
27.リーナの成層圏ぶっ飛ばし魔法とはいかに?個体(達也スーツ込み)の弾丸化と射出なのかな。宇宙エレベーターみたいだった。
28.リーナはやっぱチョロイン。
29.深雪の行動判断基準。どのタイミングでの出立か。
30.小説とのつじつま。
とりあえず以上ですかね。
まぁ他細かいことはまた思い返したとき語るわ。
雑記 風の谷のナウシカ
この前自分は難読だった風の谷のナウシカ漫画版を読み終えました。少し文章を書きたくなったので箇条書きで雑記として書きます。
1.漫画版と映画版。設定は基本一緒です。ただ外枠が漫画版のほうが広く、あの有名なシーンの展開は微妙に違います。
2.漫画というより伝記という印象。
3.個人的には一度だけ読んでも展開はわかっても示唆するものを読み取るのは難しいと思う。
4.どちらのナウシカも同じ役割、導き手(道を指し示すもの)を担っている。
5.キャラの作りこみはナウシカを中心に深く、遠いものは浅いように感じた。
6.民俗学や宗教学、信仰という観念から作品を見ることができる。
7.彼女にかかわるとすべからく変容しているように感じる。
8.敵という概念を失う。
9.旅をする物語。
10.ある意味で全編を映画にできないとは思った。
以上ですかね。
詳しい内容とか自分でも整理できてないとこあったりしますんで、書きません。
たぶん書く予定もないです。ただある種今後自分が見た作品でふとそういった
共通のものを見つけた時比較の下地になるかもしれない作品だと思ってます。
自分が低評価に入れてる作品10作品。
低評価の漫画について自分はあまりいうことはなかったけれど、自分の考えをまとめるために書き出してみる。当初はランキングなんかをつけようかと思ってたけれど、そもそも結構基準があいまいで主観的に過ぎるからやめることにした。
そして現状連載している作品から10作品選んだ。
完結済みでいうと結構数があるようにも思えたため。
以下10作品が自分にとっての低評価10作品。
(発売年等順不同)
- 作者: 三月薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/16
- 作者: 浅田有皆
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2017/01/06
まったく最近の探偵ときたら (1) (電撃コミックスNEXT)
- 作者: 五十嵐正邦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/07/26
- 作者: 米代恭
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/06/10
の以上10作品。
百年のワルキューレ
・主人公のクラウスの直情的な性格が正直いって嫌い。復讐といった大義に対する
説得性がみられない。進む展開に対して感情を発露するだけにも思えてしまう。ストーリーものは特に展開に対してキャラクターが起こす行動の理由がほしい。もしくは理由に値するキャラクター性が証明できてほしい。彼らが二度目に衝突する舞踏会。周囲の雰囲気に対する収束が納得がいかない。そういった部分ふくめてある種ほうこうせいがぼやけてて何がしたいのかよくわからない。
銃座のウルナ
・目標がそもそもわからない。後述する作品にもつながるんだが、いわゆる『彼らとは何で、なぜ戦っているか。』ということにたいして興味が持てなくなった。世界観はいいが、最終的な落としどころが怪物だからとか、彼らをそのようにしたなんちゃらとか急に出てくるような気がしてならない。
氷の豚
展開に余裕が見えない。少ない登場人物をやりくりしてる感しかない。現状先細りというか、特別に何か優れているという印象をうけないんだよな。くわえて主人公が猪突猛進タイプなのが、相性最悪で。
まったく最近の探偵ときたら
この作品に関して特にいえることはない。ただ単純にうーんとしか思えない。魅力が薄いといえばほんとに端的なくらい。
猫神じゃらし
わーわーぎゃーぎゃー騒ぐキャラたくさん見てるはずなんだけど、しつこいって思ってしまうんだよな。それと全体的なノリがついていけないんだこれは。
あげくの果てのカノン
引っ込み思案のストーカーでありながらある種身分違いの恋をして、それでもあきらめられなくて右往左往する、と紹介したはいいが。どうも自分勝手に何も得ることなく、何も与えることもなく周囲に混乱巻き起こしながら生活してるメンヘラ女そのもので、
とても嫌い。
先生の中にあるこの世界というのがどうも整合性というかつじつまのあうものか微妙になってきた。宝石である彼らは身を賭すのに、どうもそれに見合う信念か真実かが見えない。物語に登場する伏線を回収してあぁこうだったからというのがどうも納得がいかないような気がしてならない
制服ロビンソン
・ライトな終末系作品といった印象しかない現状。というのも主人公たちがある種危機感というか飢餓感がないのがどうもだめだ。この世界の真実とやらに近づいていってはいるのだろうが、どうも場当たり的に遊ばせてるようにしか見えないんだよな。
瘴気のガスマスカレイド
・展開がとても速い。こうしたらこうでしょ、こうきたらこうと展開だけが先走って
主人公がベルトコンベアに乗せられるように話が展開するのがどうも嫌悪感。ほんとに一足飛びな感じが。。。
ベルサイユオブザデッド
あてがわれた王妃の狂人性が好みでない。いわゆるどこに原因があるかわからないから。目的のためなら手段は選ばない、だったらいいんおだけれども。どうも散発的に吹っ掛ける印象だけが募っていくのがどうもよろしくない。
簡単ですが、自分が感じた印象です。現状評価が改まるような展開はそうないような気がしますね。また簡単な追記はツイートするかもしれません。以上
雑記1 漫画の比喩の表現について
漫画における表現方法に比喩描写というのは最近改めて意識するようになった。ほんの数日前わだぺん。氏のミミヨリハルモニアを読んだためなのだが。
そこで思ったのは
漫画において何か人なり、ものなり、体験なりを表現するときの比喩というのは読み手にとってある種の直感的なシンパシーを誘発させるものだと。
あたりまえのことかもしれないが、比喩は伝わらなければその魅力は伝わらない。
そう一般的には。
でも漫画において比喩表現が誇大すぎて伝わりづらいものであっても、ごり押しとまでいったらあれかもしれないが、なんかすごいというのがある意味伝えられてしまうんじゃないかと。
そういった漫画においては直感的に比喩も伝わるんじゃないかと思った次第。
- 同じ作者の比喩の類似性
- 比喩を扱う場面
- 描き方
- そこにいたるまでの展開
いろいろ検討すべき要素ある気がするな。
題材がそういった紹介漫画を描かれている方のそれはある種場当たり的ではない
ものを読み取れたりするかもしれないな。
みみみっくす!
- 作者: 広瀬まどか
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2017/05/18
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
これは、今からそう遠くない未来。つけ耳がファッションとしてブームになっている世界のお話。
この春高校生になった緑野乃々は、
両親を説得して、ずっと憧れていた
つけ耳デビューをすることに♪
(中略)
つけ耳屋のみかん、
(略)みかんの幼馴染のねおんを巻き込んで、
乃々のハチャメチャなつけ耳ライフの開幕です!!
とにもまぁ耳を付けた女の子がぴょんぴょんする話なんです(ざっくり)
でメインの三人。
主人公緑野乃々です。
つけ耳屋のみかんさん。
みかんの幼馴染のねおん。
この三人と怪しい大人が
お店で働いてます。(語弊)
内容に関して言えばほんとうに女子がわいわいするお話なんですが
おすすめポイント。
- 百合姫(お察し)
- キャラクターがかわいい。
- 表情が豊か。
- 床バンバンしたくなる展開
たぶん作者の経歴からかもしれないんですが、わりとそういう
映え方が漫画にも生かされてる感じがしてものすごい納得なんですね。
かしまし系の作品でも
見たい展開が想像できる作品は良作な気がします。
もし気になる方はチェックをおすすめする作品です。
引用元
みみみっくす! 広瀬まどか 1巻カバー表紙
画像参照ページ
1.P1
2.P94
3.P67
4.P41
5.P42(歪みのため一部修正)
漫画の来歴
自分の漫画の来歴というのはわりといわゆる有名どころを知らないというのに尽きると思う。というのもワンピース、ナルト、こち亀はみていたし、見ているけれどそれより前。ヒカルの碁、シャーマンキング、ドラゴンボール、スラムダンク、北斗の拳、HUNTER×HUNTER、るろうに剣心といった作品はまったく知らない。年代的に2003,4年とかぐらいの作品からちらほらとみている感じだと思う。といってもその頃は主にコロコロと週刊誌ぐらいしか知らない時代でしたし、毎週見ていたわけでもなく。記憶も飛び飛びでした。他紙でいうとMAJOR、コナン,金色のガッシュベル!! は見てました。ちなみに藤田和日郎作品は月光条例しか知りません。たぶん2006,7年以降は興味があるものは見てるかと思います。ただその時に集めてた漫画は今持ってません。一度売ってしまった経緯あります。
そのせいもあってか今でもなんですが週刊誌(ジャンプ、マガジン、サンデー)の漫画の単行本100冊程度しかないと思います。一般的?かどうかわからないですが漫画をたくさん集めていらっしゃる方からすれば少ない数じゃないかと思います。ほぼほぼ例外的にハガレンは集めてました。どういう経緯で作品を知ったかまで覚えていないんですが、なぜかありました。本格的に漫画を集めだしたのは7年位前からでしょうか、毎月な十数冊程度買ってたような覚えがあります。もっとかもしれませんが。それから3年くらいたつと本棚3つ分ぐらいになりました。その時ちょうど引っ越しがあって荷物の9割が漫画本だったので家族にあきれられたのを覚えています。それから今に至るまで少しずつ漫画本を増やしています。
本のジャンルでいうと割と少女漫画が少ないです。選ばないというかたぶん『おすすめ』が嫌いな自分に、自然と入るよう自分自身に選ぶのが難しい。端的に言えば食わず嫌いの一面が強いような気もします。たぶん弱弱しい、いい方かえたらプリンセス思考な主人公は嫌いです。基本的に見返りを与える気のような他力本願を無意識でやってるようなキャラクターは駄目ですね。一生懸命な主人公なら歓迎ですが。
最近になって本当に今の本の冊数の3倍もってようやく漫画を知ってる人になるんじゃないかと漠然と思ってたりします。ちなみに今あるコミックの冊数数千冊くらいとしときます。漫画を読む媒体が増えてるせいかわりとけっこうチェックが追い付かないところがあります。新刊ベースで既刊の新刊チェックとともに、一巻が出る作品気にしてますが、それでもけっこう抜けてるのありますし、当然趣味に合わないのもあります。ただけっこううれしいことに今の環境たくさんの漫画を知る機会に恵まれてるのはいいことだと思っています。ある種自分じゃ読まない気にしないところから、見つかることもありますしね。
一応ここまで少しざっくりですが漫画の来歴書かせていただきましたまだしばらくは紹介するつもりはありませんが折をみて、my書棚upしたいとか思ってます。(かなり整理してきれいにしなきゃ)興味があるかどうかわかりませんが、触発はされてましたと言っておきます。
ともあれ以上までが自分の漫画の来歴です。ざっくりですが、見ていただきありがとうございました。
パンプキンシザーズ
Pumpkin Scissors(1) (KCデラックス 月刊少年マガジン)
- 作者: 岩永亮太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/06/17
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 88回
- この商品を含むブログ (150件) を見る
話の主題は帝国陸軍情報部。戦争後の傷がいえない帝国で、戦災復興を掲げる部隊、情報部第3課。彼らが共和国との戦争後『停戦』となった帝国で奔走する物語を描いている。
今回感想を語っていく中で極力キャラクターの名前や人物の多くを語らないという方法で書いていこうかと思います。そしてストーリー説明もかなり省きます。理由としては見てほしいから。どうして彼らがこういう心境になるのか、そしてそういった場面が出てくるのかを。
この作品について話す上で前提となるのが彼らが『情報部』で復興を掲げる組織だということ。彼らは活動をしていく中でいやがおうでも組織や世情に影響を受ける立場です。そして彼らは情報を扱う部署に所属する以上、それの重さに翻弄されます。最初情報部であることがよくわからないということがありましたが、しだいにある種納得させられます。
次からの場面は回想と現在が混じってます。時系列順です。
いわゆる停戦状態を描くこの作品には人を殺すシーンがたくさん出てきます。今でこそというかフィクションの世界において人が死ぬことなんて『よくあること』ですが、まともにそういったことに向き合う作品少ないんじゃないかと思います。ある種向き合うことに対するタブー性や背徳感がどちらにもあるように思えます。
主人公の仲間や平和のためへの不殺への渇望を望むことは良いものとして推奨される一方、残虐性に対する見解を表現することは存外難しい気がします。この後たとえ話を通じて考えを聞かせるんですが、概ね殺人への否定が描かれています。
場面が変わり、
別の人間はその考えに対して疑問符を浮かべます。殺人が目的ではなく、結果に対する『過程の一部』だと考える人にとっての意義が損なわれると。『敵』を倒すための殺害が人の思考や感情、主張の有意性を損なわせるというのなら人ではない何かとして自分の立場を主張しなければいけなくなる。『修羅』『幽霊』『魔人』『獣』『機械』『悪魔』
言い方はたくさんあるけれど、名称を変えて『殺人者』を形容しなければ、目的を果たせなくなる。
だけれどもいっそ身体的に完全に人間であるのならば(化物に変われる力があったとしても)、その過程を通ることで当然自己否定が始まる。
一つ前提としてこの作品には『化物』はいません。故にいっそというべきものがあります。
これらの場面のつなぎを意図的に省略してあります。自分で読み返していてこういった説明で紹介してるのに身震いしました。
簡単に言いますと省略してる部分キャラクターの苦悩の根幹の一部が描かれているからです。個人的にこのことがじわじわとする部分だと思ったからです。
一つ物語の中ほどの話に関することで書いてみましたが、読み返して気づくことはやはり多いように思えます。キャラクターの相関図が更新されましたし、場面(編)の切り替わりとそれに伴うキャラクターの動向が俯瞰的に見えるようになりました。おおよそ未読の人にとって読みにくく、内容すら入ってこないような内容ですが、読んだことがある人にとってあれ(そして別のあのたとえ)は彼(彼女)にとってどうだったんだろうと思い返したくなるんじゃないでしょうか。
自分がこの漫画が好きな理由は5つあります。
まず第一にストーリーやキャラクターが魅力的なこと。
二つ目に思惑が交差すること。
三つ目に抽象的であること。
四つ目に名前のないキャラクターがいきること。
五つ目に葛藤が描かれること。
たぶん簡単に要約すると
好きなところはそういうところだと思います。逆にそういった作品に横たわる重さが苦手に思われる方もいらっしゃるかと思います。個人的には面白要素結構あると感じているんですが。
ともあれ第一回にしては少し重めの内容なんですが、どうでしょう。次回はもっとライトに行こうかとも思いますが、自分のことですからまたこういう書き方になるんでしょう。
ともあれ今回はここまでで。気になった方が読むきっかけになれば幸いです。
引用元
パンプキン・シザーズ 既刊20巻 関連作品漫画
パンプキン・シザーズ パワー・スニップス 既刊1巻
1巻カバー表紙
11巻p69 p126 p127
12巻p41 p42 p43
追記
前半と後半で分けるとするならば私は1巻-12巻と13巻-からだと思ってます。