ご挨拶
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。もはや5,6年ぶりぐらいにはてなブログを引っ張り出して文章を書いております。シェーリングです。
ハンドルネーム自体はもう10年以上前から使っているので変わっていないですね。
で、今回記事を書こうと思い立ったのは
TOOさんが書かれたこちらの記事
を受けて私も非公式合同誌の振り返りとそれに伴い自分のキャラ。
VRCのイベントホテルカデシュの第一回からいるにもかかわらず、本当に何をしているかわからない謎のメイドシェリについて中の人視点で少し解説を入れておこうかと思った次第です。
ホテルカデシュに関しましてこちらの記事にたどり着いた時点で把握されているものとして割愛させていただきます。
シェリに関する解説
2021年4月17日第一回カデシュのイベントが開催されました。
この画像は2021年当時私が作ったシェリのキャラクターシートです。
謎のメイドといわれるゆえんです。
今回ホテルカデシュの合同誌にこのように記述しています。『上司である先輩メイドを通じてカデシュニューヨークを知り、事業の拡大と安定のためにその利益につながるようにするため活動を開始した。我々の事業は事業性質上同じ事業をしているにもかかわらず縦割り運用をされている。本部である『屋敷』にいるメイドから各セクションに指示がとぶ。屋敷からの直接の連絡はなく、上司である先輩メイドから連絡がくる。直接の顔合わせを避ける性質上、お互いの対面はほぼなく私も数年ほど屋敷に顔を出していない。』
①縦割り運用の4人の中の一番下がシェリ。
②シェリと同じ事業を主人及び本部もしている。
というのが分かる点。
ただこれにしてもあまりに情報が少ないのでこの部分に解説(追加情報)を入れていきます。
☆シェリの組織は机上の空論と呼ばれているが別にそれが組織名でもないし、シェリ及び本部主人もそう名乗った覚えはない。
☆シェリは利益と自身の思想及び目的のために営利活動を行っている。
☆情報の拡散と漏洩をすることによって結果的に利益を生むきっかけを作っている。
☆シェリは現在企業コンサルタントを名乗っているが、本職は違う。
☆第一席や第三席がもしかしたらシェリの本職を気付く可能性がある。
☆シェリはG.C.C.(VRCのサイバーパンクな創作コミュニテイのRPの部分で)とも取引がある、またG.C.C.はG.C.C.であるがゆえにシェリと事業関係上競合他社の関係になりえない。
シェリの本職に関連する追加情報なのはそれが何かわかればシェリがどうしてここまで秘密主義的なのか、どうしてシェリの関係者に関する情報がほとんどないかわかるので。そこがキーポイントです。
あと合同誌の本文中に『我々の業界はハッカーにとって最大の敵である』という部分も確信に近い部分かなぁと思っています。
別に造語ではなく一般的にある言葉なので、推測できる方は推測できると思います。
合同誌の登場人物。(デューク)
私は常々裏社会は社会である以上、それを形成する社会としての基盤は当然あるものだという認識で考えていました。それ故に本来お金というものは裏社会にとって非常に取り扱いが難しいものであり、管理が難しいものだという認識にいたりました。組織であれば自身の組織における防衛手段や管理手段を持って管理をすることが可能でしょうが、それが個人、もしくは組織でも多額となればどうでしょう。非常に管理が難しくなってくるとは思いませんか?私がカデシュのキャラを作って自分のキャラの身辺周りを考える時に一番最初に考えたのが銀行でした。裏社会と商いを行う銀行という存在。私は最初それを考えました。
これは私とRP上取引のある人のキャラクターに渡す小切手です。現在時点で10数名程度の取引実績があります。この小切手の換金要項がこちらになります。
『【RP用換金要項】
Duke Taylor Bank 会員小切手の要綱。
小切手の換金方法、
当銀行会員様の小切手は世界中のあらゆる銀行で換金が可能です。
その際会員様の小切手は通常有料となってます手数料、指定通貨への両替が無料となっております。また銀行口座をお持ちでない、もしくは外出が困難な方、諸事情で指定先での換金をご希望な方。当銀行のオペレーターが指定先での換金をさせていただきます。依頼方法は当銀行のホームページのダイレクトコールで
会員専用番号(Account No)をお伝えください。希望日時、希望場所のご相談させていただきます。当日必要となりますのは小切手のみです。
お持ちの小切手を確認させていただき、その場で換金させていただきます。換金は支払名義人、および団体の代表者、ダイレクトコールをされた方にお支払いさせていただきます。
換金後のあらゆる諸事情による紛失には当方一切責任を負えませんので、ご了承ください。不明な点等ございましたらホームページ及び担当オペレーターにお尋ねくださいませ。以上でご案内とさせていただきます。』
これはシンプルに言えば銀行側が換金リスクを肩代わりするシステムがあることを示しています。
これはRP上取引の運用にも使えるし、シェリ自身のお金の運用という意味でも周辺組織の土台となっている部分です。
合同誌ではこの組織の重要ポストマネージングディレクター(≒常務)のデュークが登場します。創業者系の人物です、えぇ。本文をご覧になった(なられた)方はわかるとは思いますが、だいぶ癖のある性格をしています。
いわゆる彼は現金主義です。それが元で現場を飛び回り、お金のためなら多勢だろうと吹き飛ばす頭のおかしい銀行マンです。
彼にとってシェリは多額の現金を預けてくれる女神のような存在です。(現金を預けてくれる人は神様のような認識。シェリにとっては大変優秀な取引相手でしかないのですが。)
さて先ほどの話に戻りますが、裏社会にとって銀行という存在を位置付けた場合の経済的及び世間的なリスク、そしてどういう形態であれば組織として成り立つかと考えたときに無店舗でクローズドな関係者間、組織間をつなぐ橋渡し的な役割の銀行という位置づけが私の中で確定しました。
そういった銀行であればあらゆる経済的リスクにさらされる裏社会においても存在しうるなと思い数年前に銀行の要項と小切手(RP使用許可済み製作依頼品)を用意しました。
まさかこの時はデュークがこんなキャラだとは思ってもよらなかったわけですが。
デュークのキャラに関してふざけたものでは決してなく、むしろ合理性の名のもとにキャラを作成しております。決して良い環境とは思えない裏社会のかの銀行においていかに様々な人と取引が可能で、様々な状況下で生き残れるタフネスさと、世界を飛び回れることができるポジションなどを鑑みてああいったことになっております。
まだ見てない方はぜひ本文でお確かめください(宣伝)
合同誌の登場人物。(モルド)
シェリは持ち家というのがない。セーフハウスという仮家状態がとある時期から続いている。それは常に狙われるという認識と執着を必要最低限にとどめるという意味で自身にかしていることでもある。そんなシェリにとってセーフハウスの設計は身を守るための防壁の『一つ』である。その設計にかかわっているのは合同誌に出てくるモルドである。本文中ではシェリのNYにおけるセーフハウスの内情の一部が明らかになっているが、その設計を形作ったのも彼がかかわっている。
本文中に『私のセーフハウスの主な運用は二階が応接室と簡易キッチン。三階が生活業務フロア。四階がベットルームとバスルーム。』とある。これも意図してそう書いている部分であり、書いていない部分と配置がポイントになっている。こちらに関してはもしかしたらいずれ使う部分になってくるかもしれないので、詳細は明かさない。
そして今回シェリの周りの重要な登場人物として出てきたけれど、個人的には裏社会にとっても設計に携わる職業というのは重要だと考えてだしています。
我々裏社会の住人にとって拠点が安全であるということ、退路がきちんと確保されていること、そういったセーフティな部分で重要になってくるのが彼らだと思っています。
自分のキャラの下地を作るうえでどういったところに拠点を構え、活動し過ごしているか。自身の仕事に対する危険度とそれに対する心構えとかそういった部分をきちんと考える時に重要なファクターになってくると思います。
建築関係の職業と自身のかかわりをきちんと明確にしておくと拠点を移動するとか、自身の施設設計とかそういった部分に目を向けられるんじゃないかなと私自身そういう示唆も含めて描いてみてます。
最後に言いたいこと。
自分は合同誌のあとがきにも書きましたが、いろんな職業や姿が見れたら良いなと思っています。裏社会だからそういう裏社会っぽいキャラ、それはそれで良いのですが少し視点を変えてこういった職業が必要で、こういった環境で、こういったサブキャラがいてという深堀りできる要素というのはあっても良いのではないか。いろんな姿がもっと見たい。そういった部分を少しでも喚起できるきっかけになれたらよいなという思いも込め、作品を作っておりました。
TOOさんのVol.2もやるという魚拓を確保しましたので、是非とも皆さん熱意のあるものをね、あるでしょほら。そういったものを『自身とそしてホテルカデシュとどうかかわっていくか』という(みなさんのあるであろう)思いを込め〆の言葉とさせていただきます。大変勢いで書いた乱文にはなりましたが、ここまでご覧いただきましてありがとうございました。